水出しコーヒーの作り方
コーヒーメーカーHARIO
vs 美味しんぼ
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コーヒーメーカーHARIO
vs 美味しんぼ
水だしコーヒーとは水で抽出したコーヒーです。
コーヒーというとお湯で抽出するのが一般的ですが、水で抽出するとすっきりとしてまろやかなコーヒーができます。
また水だしコーヒーはカフェインやタンニンが溶け出しにくく苦みも抑えられていて飲みやすいです。抽出時間が8時間と長いですが、夜寝る前にセットしておけば、翌朝には抽出が終わっているので作るのも簡単です。
水だし珈琲ポットを使用した場合と、美味しんぼで載っていた珈琲ポットを使用しない場合の作り方を紹介します。
使用したのはハリオの水だし珈琲ポットミニ(5杯専用)です。
粉は深煎り・中細挽きがおすすめです。
ストレーナーにコーヒー50gを入れます。
ポットにストレーナーをセットし、水を注ぎます。
まず粉全体が湿る程度の水を入れ、徐々に少量ずつ
水を注いでいきます。使用する水の量は約650mlです。
冷蔵庫で約8時間抽出し、
ポットからストレーナーを外せば出来上がりです。
美味しんぼに載っていた水だしコーヒーを再現してみました。
この水だしコーヒーは美味しんぼ102巻で山岡と雄山が和解のきっかけとなるものです。
雄山が山岡に水出しコーヒーを送り、これを超えるコーヒーを作ってみろと言って、
山岡が作った水だしコーヒーがコレです。
準備するもの
1.コーヒーの粉(深煎り、中細挽き)60g
今回はカルディ イタリアンローストを使用
2.水 1リットル(軟水をおすすめします)
3.ネルドリップまたはペーパーフィルター等、コーヒーをこすもの
1Lの水を入れた瓶またはペットボトルに60gの
コーヒーの粉を入れ混ぜます。僕はペットボトルを使いました。
写真のように口の広めなドリッパーを使って粉を入れると、
粉がこぼれないので便利かもしれません。
激しくかき混ぜて、
一粒一粒がすべて混ざり合うようにします。
(美味しんぼの表現そのまま書いています)
僕はペットボトルを7〜8回振り混ぜました。
その容器を冷蔵庫に入れて一昼夜(24時間)上澄みを布でこして出来上がり。
美味しんぼでは布でこすとありますがペーパーフィルターでも大丈夫です。
こすと750cc強くらいになります。ストレートだとちょっと苦いと思います。氷を入れてちょうどいい味でした。
同じ豆、同じ水を使って、2つの作り方を忠実に再現して飲み比べてみましたが、美味しんぼの方が味わい深い。
激しく混ぜた分、成分がより解け出ているといった感じでしょうか。
悪く言えば若干苦みが強く感じたというのが感想です。
ハリオの方はよりスッキリしていて飲みやすい感じがします。
悪くいえば、コーヒーの味が出し切れていなく深い味わいがあまり感じられられませんでした。
ぼくは美味しんぼの作ったコーヒーの方が若干美味しいと感じました。こちらは好みの問題かもしれません。
ただどちらも言えるのは、お湯で淹れるよりも驚くほどスッキリしてさわやかな味わいであることは共通していました。
どちらもおいしいので、どちらの作り方でも良いと思いますが、豆の煎り方が味に大きく影響を与えます。深煎りのものを必ず選ぶことをおすすめします。
一番下にまとめがありますので最後まで見て下さいね。
今売れている通販コーヒーで美味しんぼの「水出しコーヒー」をガチで飲み比べてみた
試したのは珈琲きゃろっとと土居珈琲
※左:珈琲きゃろっと 右:土居珈琲
試したのは、
ドイコーヒー
「初めてのセット」のグアテマラ カペティロ農園 フルシティロースト 細挽きと、珈琲きゃろっと
「初回限定お試しセット」のマンデリン:スマトラタイガー 深煎り
中細挽き
どちらも初回限定で安く購入する事ができました。
下記サイトで購入する事ができます。
・
ドイコーヒー
・
珈琲きゃろっと
それぞれ水1Lに60gの珈琲を入れて混ぜました。
24時間後珈琲をこして出来上がり。
水出し珈琲はやはり、スッキリしていて美味しいですね。
どちらも美味しかったですが、僕はドイコーヒーのグアテマラ カペティロ農園の方が若干美味しく感じました。
珈琲きゃろっとの方はよりスッキリとした感じがしますが、ドイコーヒーに比べると深み感じられませんでした。ドイコーヒーの方はラベルにも書いてある通り、本当にチョコレートのような甘さがほんのりあります。
強いていえばドイコーヒーがおすすめ
これも好みの問題と言えばそうかもしれませんが、 家族にも飲んでもらいましたが、土居珈琲の方が味がいいという意見で一致しました。HARIOと美味しんぼの水出しコーヒーメリット、デメリットをまとめめました。
HARIO:
水出し珈琲専用ポットだけあって、簡単に作れる。
しかし専用ポットを購入しなければならない。
美味しんぼ:
ペットボトルや瓶があれば専用ポットを買う必要がない。
しかしコーヒーの粉をペットボトルに入れたり、ペーパーフィルターを使用したりと周りがちらかって作ったり片付けるのが少し大変。
味はハリオで作ったよりも美味しかった。(これは僕の好みです)。
水出しコーヒーが飲める店と水出し缶コーヒーを調べてみた
上記の通り比較的簡単に自宅で簡単にできる水出しコーヒーですが、水出しコーヒーはお店でも飲めるでしょうか。水出しコーヒーが飲める大手チェーン店を調べてみました。
意外かもしれませんが、大手チェーン店で水出しコーヒーが飲める店はタリーズだけになります。
値段はshortサイズで370円(税込)です。一番安い本日のコーヒー shortサイズが320(税込)ですので、50円ほど高いです。
※タリーズ 水出しコーヒー
しかもタリーズもいつも販売しているわけではなく、売り切れてしまう場合があります。
私の場合、夕方注文しても売り切れてしまって飲めなかった事が何度もありました。
その場ですぐ作れる訳ではなく、水で長時間抽出する必要があるので販売量が限定されているのでしょう。
ブルーボトルコーヒーは大手チェーン店ではないですが、話題の店なので載せておきました。
全てのお店で飲める訳ではなく青山店のみ飲めるようです。
水出しコーヒーは上記の通り店鋪でも飲める店は少しありますが、缶コーヒーでも発売されました。ジョージアの「COLDBREW」(ジョージアコールドブリュー)という製品です。COLDBREWとは「水出し」のこと。水出しコーヒー好きとしては飲まない訳にはいきません。先日飲んでみましたのでその感想を述べたいと思います。
COLDBREWは2種類あります。カフェラテとブラックです。値段はどちらも税込180円と缶コーヒーとしては高め。
カフェラテの味は悪くはない。ジョージアの缶コーヒーはどうしても缶コーヒー特有の添加物の不自然な後味がして、缶コーヒーを飲む時は他社のコーヒーを飲んでいました。この製品はうまくミルクでカモフラージュしてると言えばいいんでしょうか。
レギュラーコーヒーで作ったコーヒーを飲んでいるのと錯覚させるくらい良く出来ていると思います。缶コーヒーという制限の中で限界まで挑戦したという感じはありますが、水出しのスッキリさがイマイチ。コーヒーとしてなら結構いける。水出しコーヒーとしてならさすがにホンモノには及ばずといったところでしょうか。
ブラックはというと水出しコーヒーのスッキリ感は確かにあります。しかしさすがにブラックとなると味はごまかせない。どうしても缶コーヒー特有のイガイガ感というか不自然な味が強くでています。まあ缶コーヒーなので仕方がないといえばそれまでですが。カフェラテはミルクでカモフラージュできていますが、こちらはイマイチ。まあ手軽にコンビニでコーヒーを飲みたいならいいでしょうが、これなら今はコンビニで100円でレギュラーコーヒーが飲めるのでそちらの方が良いような気がします。
以上水出しコーヒーを飲みたい方の参考になればと思います。